販売革新IT特集
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October 2015 島根県益田市に本社を置く㈱ジュンテンドーは、ホームセンターの『ジュンテンドー』を核に、ドラッグストア『サンデーズ』など複数の業態を展開。早くから電子チラシを採用しており、以前は、大手のチラシポータルサイトを利用していた。しかし、コストと効果の見直しを図った結果、3年前に、セブンネットの『チラシプラス』を導入。コストが大幅に削減され、店舗別のチラシが掲載できるなど効果を実感している。 同社では、数年前から、新聞折込チラシの効果が薄くなってきていることを感じていた。そこで、農家向けや業者様向けの商材に特化したカテゴリーチラシ、ガーデニング・ペットフェアの案内など、店舗周辺の地域特性や属性を意識した「仕掛けるチラシ」を作成し、店舗ごとの販促を強化してきた。また、折込チラシでは非効率な地域については、新聞広告やTVCMを活用。社員も出演するダンス付オフィシャルソングを制作するなど、コーポレートイメージの向上も図っている。 さらに、ポイントカードの顧客データに基づき、ピンポイントでDMを発送しており、レスポンス率は非常に高い。 電子チラシも早い時期に導入し、大手ポータルサイトに掲載していた。しかし、コスト面を考え、主要店舗のチラシ1版の掲載に止めており、店舗ごとのチラシ掲載ができないという悩みがあった。そこで、3年前に『チラシプラス』を導入。ローコストで、個別のチラシ掲載が可能となった。 「店舗ごとの企画チラシが反映できるようになり、地域のニーズにマッチした情報をお客様にお届けできるようになりました」と、ジュンテンドー販促担当の西川文子氏。 紙媒体も併用しているが、「チラシが届かなくなった」といったお客からの問い合わせに対しては、WEB販促を案内。「ホームページでの店舗ごとのチラシ掲載を認知していただき、より多くのお客様に、企画チラシを閲覧していただけるよう対応しています」(西川氏)。   『チラシプラス』導入後は、「一番の課題であった、ホームページでの店舗別チラシの掲載が可能になったことで、お客様に生きた情報をお届けできるのは大きい」と西川氏は語る。それでいて、ランニングコストは大幅に削減された。同社では、TVCMやWEB等も活用して広く情報を発信し、来店客アップに繋げている。 その過程で意外なことも分かった。同社の出店エリアは、比較的、年齢層が高い人たちが多いにも関わらず、ホームページでの電子チラシ閲覧は、タブレットとスマートフォンが6割を占めるのだ。 こうしたことから、スマートフォンユーザーへの情報提供を強化するため、『チラシプラスアプリ』を、この10月より本格導入。「新商品の詳細説明、店舗ごとのキャンペーン告知、スタッフの募集等、お客様がより身近に感じ、親しみを持っていただけるような情報配信をしていきたい」(西川氏)と、WEBの特性を生かして商品説明の深堀をし、購入動機、来店動機に結びつける販促を目指す。 店頭用ではデジタルサイネージも一部店舗で実施、今後全店導入を予定しており、多様な媒体を駆使して、地元企業ならではの、地域密着の強みを生かした個店販促体制のさらなる強化を推進していく。 店舗別のチラシ掲載ができる「チラシプラス」のメリットを活かす店舗別のチラシ掲載ができる「チラシプラス」のメリットを活かすHP(ホームページ)の展開を軸に「チラシプラス」を活用アプリでのプッシュ販促も含め、多様なアプローチをさらに強化株式会社ジュンテンドースマートフォンから電子チラシを閲覧デジタルサイネージで会員登録を推進。販促担当 西川文子氏ホームセンター事例

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